京都のように暮らしたい

日々の暮らし、感じたことを綴ります。京都に住むのが夢。

まねじゃなくて

ファッション誌の読者モデルの
容姿や暮らしぶりに憧れてる人って
多いのではないかと思う。
私もVERYやSTORYを読んでいた頃は
そうだった。
いつまでも綺麗で、オシャレ、都会に住み、
仕事もして、家庭もあり、子供もいる。
旦那様はセレブなイケダン。
到底まねできないにもかかわらず、
雑誌に掲載された商品を
買ってみたりした。

仕事をして、家事も完璧、趣味もあり、
しかも容姿端麗。
これが完璧な姿
こうでなくてはいけない。
こうでなくては、恥ずかしい。

理想に近づきたいとか、ああなりたいとか、
努力するのって素晴らしいと思う。
でも私の場合は努力じゃなくてまね。
だから、同じ物を買うとか、
同じ店に行くとか。
これって単なるまね。
まねすることで解決しようとしていた。
全部まねできるはずないのに。
全部まねしても、ニセモノなのに。

雑誌の写真は一瞬だし、
加工することもある。
商品を売るための記事もある。
もちろん、そうじゃない場合も
あるけど。

私は自分が大きく間違っていたと思う。
パートの仕事をして、家事もやり、
お稽古ごとと、アーティストのおっかけ。
おまけに物で自分の格を上げることばかり
考えていた。
こうすれば、少しは雑誌に掲載しされて
いるセレブな奥様のように
なれると思っていた。
ニセモノなのに。

人からの見た目がなにより大事。
ついには疲れ果てて、フェードアウト。
私は人からどう見られているか?
そればかりにこだわっていた。
まねしたって無理、無駄なのに。
まねしてもニセモノなのに。