京都のように暮らしたい

日々の暮らし、感じたことを綴ります。京都に住むのが夢。

父のように

亡き父の相続の手続きをしています。
父は昭和2年生まれ。
太平洋戦争のつらい時代。
進駐軍を目にした若き日。
戦後の高度成長を担ってきました。
物は大切にしていました。
片面の白いチラシを小さく切り、
メモにする世代。
だから物を減らすという発想は
ありませんでした。

でも、性格は超几帳面。
全ての物が整理整頓され、
きちんと記録されていました。
お陰で相続に必要な物はすぐ見つかり、
なんでもすぐにわかりました。
父がとても堅実な人生を
送ってきたこともよくわかりました。

父の生き方で見習わなくては
ならないことが、たくさんあると
しみじみ感じています。
そして父が唯一しなかった、
物を減らすということ。
これを私はこれから、人生の最後に
向けてやっていきたい。
そう思っています。
物を減らせば、整理整頓がたやすくなり、
そして堅実な生き方ができます。

父は私たち子供が、何一つ苦労しないで
済むようにして旅立ちました。
あらためて感謝しています。
父が、素晴らしい人だったと思えます。
父が亡くなった当初は実感もなく、
涙も出ませんでしたが、
今になって、胸に迫るものがあります。