ともに歩む、ともに刻む
この記事が腕時計メーカーさんの
目に止まることはないだろうけど。
今の私のような気持ちの女性も
いるのではないかと。
子育ても終わり、親も看取り、
女性として人生の大きな仕事に
一区切りついた。
(私の場合)
気がつくと、自分の人生の残り時間を
ふと考えることがある。
それほど少なくはないが、
決して多いわけではない残り時間。
これから、ずっと共に時を刻んでくれる
腕時計が欲しいと思った。
人が亡くなると、その人の持ち物は
遺品となり、不要品となり。
ほとんどの物が処分される。
でも昔から、形見として、
故人を偲ぶ品物として、
最後に残ったのは腕時計のような
気がする。
時を刻む腕時計は
人生の時間も刻む。
私が世を去ったあと、
息子ふたり、どちらかにずっと
持っていてもらえる腕時計を
探そうと思っている。