京都のように暮らしたい

日々の暮らし、感じたことを綴ります。京都に住むのが夢。

おばちゃんにも五分の魂

昨日注文した本はまだ届いていません。

しかし「ババア上等」のキャッチコピーに

触発されました。

 

私も自分のことを

もう若くないから・・

もう歳だから・・

おばさんにはじまり、

おばちゃん、おばはん、おばん、

挙げ句の果てには、おばやんとか

自虐的に言っています。

 

なぜって、歳をとるって醜いこと、

価値がなくなること、

堂々としてちゃいけない、

肩身を狭くしなくてはならい。

いつの間にかそう考えるように

なりました。

とくに若い男性が

(もしかしたら若い女性も?)

「ババアはうるさいんだよ」

「どけよ、ババア」

と言ったり、言わないまでも

心の中で思っていたり。

そして同じ中年のくせに男性が

「おばさんはヤダよねー」

と思っている。

 

日々家事と子育て、介護、

なかには仕事もこなして、

家族のため、世の中ためにちゃんと

やってきたのに

ただ若さを失ったからと

蔑まれる。

 

少し前に韓流スターに、

年配の女性が魅了され

爆発的ブームになりました。

韓流スターの男性は

おばちゃんに優しい、

いつも微笑んでくれる。

そして敬い、決してイヤな顔を

しません。

その微笑みが例え営業スマイルで

あっても。

でもホストのような、お金目当てや

下心ありありでなく、

どことなく慈愛に満ちている。

その当時は、私はなにも感じませんでしたが、

今になって、あの当時のおばさま達の

気持ちがわかります。

 

おばちゃんにも五分の魂。

「ババア上等」

実は歳を重ねた女性ほど

上質で上等なのですよ。

熟成されて、それは高価で

とても美味しいお酒のように。

「ババア上等」

ってこういう意味じゃないのかな。