京都のように暮らしたい

日々の暮らし、感じたことを綴ります。京都に住むのが夢。

京都人の密かな愉しみ「桜散る」

終わってしまいました。

「京都人の密かな愉しみ」

若女将の三八子さんが幸せになって

めでたい結末。

 

大原千鶴センセと松尾アナの

楽しい掛け合いも見納め。

 

ミニドラマの

「逢瀬の桜」

高岡早紀さんが役柄にぴったり。

「魔性の女」?とか言われていますが、

品良く、それでいて情熱的な役を

見事に演じていました。

あんな女性になりたい。

 

見所はたくさん。

本法寺の桜、綺麗でしたね。

私の大好きな雨宝院。

初回の最初のシーン、

ヒースロー先生が若女将三八子を

見かけるシーンが印象的でしたが、

最終回もその場面や雨宝院が

登場して、大満足です。

雨宝院、本当に素敵な所。

大好きです。

 

「ごきんとはん」

という言葉をはじめて知りました。

その意味も。

そして京都人の掟、京都で暮らす掟も。

 

若女将三八子がお見合いもせず、

頑なに独身を貫く訳。

大人の恋は切ない。

女将が、先代と芸者さんの

あいだに生まれた男性に、

全てを水に流して感謝するシーン。

女将はあっぱれです。

 

若女将の常盤貴子さん、

女将の銀粉蝶さんの

お着物、帯、髪型、かんざし、

そして着こなし、

すべてに惚れ惚れしました。

大原千鶴センセと

お仲間の方々のお着物、

特に帯留めが素敵。

 

パリに行く若女将の代わりに

エミリーさんが久楽屋に住み、

ヒースロー先生が戻ってくる。

なるほど。

 

伊武雅刀さんのご住職役も

流石の演技。

ミニドラマには、過去の話の流れを

継いで、佐川満男さんが

骨董品店のご主人で登場。

細かい配慮が。

 

最後に若女将三八子は

長い間待ち続け、想い続けた人と

パリに旅立つ。

今まで彼女を束縛してきた、

いろんなものから解放されて

旅立つシーン。 

今までずっと着物姿で、

洋服姿は一度もなかった。

久楽屋を出で行くシーンで、

着物ではなく洋服を着ていたのが

象徴的でした。

 

普段いつも、せわしなく、

がさつで、せっかちな私。

なにかにつけて、めんどくさいとか

サボりたいとか。 

言葉遣いも乱暴

あと数年で60歳になる。

なのに心はいつまでもフラフラと

頼りなく、そして生活はだらしなく。

 

「京都人の密かな愉しみ」は、

あくまでもドラマ。

女優さんだもの、綺麗で当たり前、

ヘアメイクさんもついてるし。

でもやっぱり綺麗。

落ち着いた暮らしぶり、

四季のある暮らし、

話し方、立ち居振る舞い。

どれも美しく。

このドラマを見ると、

私がおざなりにしたり、

まったく気にしなかったり、 

楽することばかり考えていたり、

体裁だけを取り繕ったりしている

普段の暮らし、生活を、

少しはきちんとしなくては、

大人の女として恥ずかしいのでは

ないかと反省します。

 

特に話し方、

家にずっと居て、

家族としか会話していないせいで、

それは乱暴でひどい言葉遣い。

ここから改めていかなくては。

 

武田カオリさんの歌う「京都慕情」も

聞き納め。

CDになってないんです、残念。

CD化して欲しい、是非とも。

「京都人の密かな愉しみ」

全編DVDを出して下さい、NHKさん。

 

先週過ごした京都での日々は

本当に宝物。

今は現実に、日常に戻っていますが、

いつも胸の中には京都の風景が

あります。

京都の暮らしのように、

日常の暮らしを丁寧に大切に、

そして落ち着いて振る舞う。

私は大人過ぎるほど大人の年齢。

もっと自覚して、

大人の女性にならなくては。

 

「京都人の密かな愉しみ」

いつか京都で暮らせる日を夢見て。