京都のように暮らしたい

日々の暮らし、感じたことを綴ります。京都に住むのが夢。

大原美術館

倉敷の旅。

ブラタモリで放送されたのを見ていた時は、

まさか倉敷へ旅するとは

思ってもいませんでした。

 

倉敷にある大原美術館

建物も素敵。

円形の窓とそれを飾る鉄格子の

美しい紋様。

お土産のクリアファイルにもそのデザイン

は用いられています。

 

ルノワールゴーギャンマティス

モディリアーニ、モネ、

ロートレックピカソ

誰もが知る有名な画家の絵が

展示されています。

 

でもやはり最も美しく心ふるえたのは

エルグレコの「受胎告知」

暗闇の中に天使とマリア。

天使の衣のなんとも言えない

黄色のような色が途方もなく美しく、

マリアのスカートのボルドーの色が

美しく。

天使が抱える純潔の印である白百合。

2人の間を飛ぶ白い鳩。

この絵を見ることができて本当に幸せだと

感じました。

もう天使の衣の色が美しすぎて、

あの色はなんというのでしょう。

そして受胎告知のその一瞬が

長い年月を超えて、

目の前で行われているような

そんな気にさえなります。

 

絵画を集めた児嶋虎次郎。

資金を惜しまず提供した大原孫三郎。

大原孫三郎は美術館を建て、

多くの日本人に名画の数々を紹介し、

それらは大切に守られ、

今もこうして私たちの目の前にあります。

なんとありがたく、

その業績は尊いことでしょう。

昨今の世間を騒がせる事件の数々が

本当に情けなく、残念に感じました。

 

お土産にミュージアムグッズで

「受胎告知」のクリアファイルや

一筆箋や、マグネットを買いました。

美術館のミュージアムショップは

大好きです。

 

倉敷へ旅したら、是非とも大原美術館へ。