清原容疑者に思う
噂は本当だった。
連日の大騒ぎになっている
清原容疑者の逮捕と覚せい剤使用。
彼はプロ野球を引退してから、
ずっと鎧をまとっていたのだろう。
人間、鎧をまとうことも時には必要だが、
鎧は付けたままでは身がもたない。
鎧を外すことも必要だ。
プロ野球を引退して、ステージを降りて
進む道に悩み、迷い、
一線を退いた自分を認められなかった
のではないだろうか。
刺青、番長キャラ。
すべて、自分の弱さや
自分で自分を認められないことを
隠すために、行ってきたのだろう。
鎧をまとったままでいた。
そんな有名人の清原容疑者に
悪い心を持った人間たちが
その弱さを見透かして近づいてきた。
悪人達は、彼を食い物にした。
清原容疑者が強がってみせたのは、
私が有名なブロガーさんの持ち物を
真似して買うのと同じだ。
そんなことを思った。
物を持つことが鎧になる。
鎧をまとっても中身はなんにも変わらない。
本当の自分を認めるのは
なんと難しいことか。